2013年12月18日

ディベートの4つのプ​ロセス

ディベートの4つのプ​ロセス



(1)第1のプロセスとは、テーマ(論題)を決めることです。

テーマとは問題を発見して論題として設定することです。

数多くのディベートをこなすことは、数多くの論題を設定することであり、問題発見能力の育成になります。




(2)第2のプロセスとは、資料・データを収集し、分析することです。

これは、ディベートの最も重要なプロセスの1つです。

いかに効果的に資料やデータを収集するかでディベートの成否は決まります。

ディベートは、資料やデータや情報の収集と分析能力を向上させます。




(3)第3のプロセスとは、論理を構築することです。

論理の構築とは、論題を肯定するのか、否定するのか、自分の意見を論理的に構成することです。

このプロセスはディベートの中心になります。

論理構築能力の育成はディベートの大きな目標の1つです。





(4)第4のプロセスとは、討論会での議論や討論や論争です。

ディベートにおいては、議論や討論が目的ではありません。

議論や討論は問題を解決するための手段です。

日本のように議論や討論の伝統がないところでは、ディベートを誤解する原因になります。

資料やデータを収集し、分析し、論理を構築して、最後に議論や討論にかけて問題を解決するのです。







(5)第5のプロセスとは、判定です。

討論の結果を第三者の判定者が投票で肯定側、否定側、どちらが論理的であったか、すなわち、自分たちの主張を科学的に論証したか、点数で評価します。




posted by ホーライ at 21:48| ディベート入門 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月15日

ディベート(debate)とは

ディベート(debate)とは、ある公的な主題について異なる立場に分かれ議論することをいう(広義のディベート)。

討論(会)とも呼ばれている。


ディベートは、厳密にはディスカッション(discussion)や単なる議論とは異なるものであるが、一般にはこれらの区別なく「ディベート」ないし「討論」と呼ばれることが多い(最広義のディベート)。

この語法は既に定着している感すらあるが、誤った使い方であるとの見方も根強い。



様々な教育目的のために行われる教育ディベート(academic debate)が、単に「ディベート」と呼ばれることもある(狭義のディベート)。

特に、教育ディベート関係者の間では、「ディベート」といえば通常は教育ディベートを指す。

教育ディベートでは、その多くが説得力を競い合う競技の形で行われる。

競技として行われるディベートを競技ディベート(competitive debate)という(最狭義のディベート)。

多くの異なったスタイルがあり、目的に応じて選択される。
posted by ホーライ at 15:38| ディベート入門 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月12日

ディベート入門(2)知の技術

なぜ、日本人は議論や討論会や論争が苦手なのでしょうか?
下手なのでしょうか?嫌いなのでしょうか?
その理由は意外に単純です。
結論からいうと、議論や討論や論争の方法や技術を学んだことがないからです。

しかし、練習すれば、日本人も議論や討論や論争を苦手とするのは、先入観です。
練習すれば、日本人も議論や討論や論争は、みちがえるほど、上達します。

ディベート(議論、討論、論争と訳しておきます。ただし、科学的な議論、ルールと規則のある議論です)はギリシャ
時代以来2000年の歴史があります。
民主主義とは、人間が対話し、問答し、議論し、討論し、論争したことから始まっています。

ディベートは身体体得する技術であり、技術であり、技能です。
討論相手を数多くの論争を経験してディベートの能力や技術が高まります。
ここがひとりでできる演説や弁論と違う点です。



【ディベートとは何か】

●ディベートは、「知を創造する方法論」であり、「知の技術」です。
単なる議論や討論ではありません。新しい知識を獲得したり、独創的な知識を創造したりする方法です。

●この方法論を集約したものが「ディベートの4つのプロセス」です。
すなわち・・・・・・

(1)論題の決定
    ↓
(2)資料データの収集と分析
    ↓
(3)論理の構築
    ↓
(4)討論会です。

ディベートとは、この4つのプロセスを行うことです。

●ディベートの根本目的は、(1)論理的に思考し、(2)論理的に表現する能力の開発と育成です。
すなわち、両方を合わせた「論理能力」の開発と育成です。

●ディベートの実践目的は、意思決定力の開発と育成です。意思決定の三要素であるスピード、パワー、正確さを育成します。



ディベートは知の方法論です。
すなわち、ディベートは、知を創造するための方法であり技術です。
ディベートはあらゆる学問の基礎です。


●ディベートは知の技術

ディベートは単なる議論や討論や論争でもありません。
ディベートは知を創造する技術です。

ディベートのプロセスは次の4つのプロセスから成り立っています。

1)論断の決定
   ↓
2)資料・データの収集と分析
   ↓
3)論理の構築
   ↓
4)討論会
   ↓
  審判団による判定


ディベートを行うとは、この4つのプロセスからなっています。
これは知を創造するための方法であり、知の創造技術です。

この技術をマスターすると、知的作業の生産性は飛躍的に向上します。

本やディベートを書くのも、企画書を作成するのも、このディベートの方法論で行うことがきます。



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posted by ホーライ at 20:54| ディベート入門 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月30日

ディベート入門 (1)

なぜ、日本人は議論や討論会や論争が苦手なのでしょうか?
下手なのでしょうか?嫌いなのでしょうか?
その理由は意外に単純です。
結論からいうと、議論や討論や論争の方法や技術を学んだことがないからです。

しかし、練習すれば、日本人も議論や討論や論争を苦手とするのは、先入観です。
練習すれば、日本人も議論や討論や論争は、みちがえるほど、上達します。

ディベート(議論、討論、論争と訳しておきます。ただし、科学的な議論、ルールと規則のある議論です)はギリシャ
時代以来2000年の歴史があります。
民主主義とは、人間が対話し、問答し、議論し、討論し、論争したことから始まっています。

ディベートは身体体得する技術であり、技術であり、技能です。
討論相手を数多くの論争を経験してディベートの能力や技術が高まります。
ここがひとりでできる演説や弁論と違う点です。



【ディベートとは何か】

●ディベートは、「知を創造する方法論」であり、「知の技術」です。
単なる議論や討論ではありません。新しい知識を獲得したり、独創的な知識を創造したりする方法です。

●この方法論を集約したものが「ディベートの4つのプロセス」です。
すなわち・・・・・・

(1)論題の決定
    ↓
(2)資料データの収集と分析
    ↓
(3)論理の構築
    ↓
(4)討論会です。

ディベートとは、この4つのプロセスを行うことです。

●ディベートの根本目的は、(1)論理的に思考し、(2)論理的に表現する能力の開発と育成です。
すなわち、両方を合わせた「論理能力」の開発と育成です。

●ディベートの実践目的は、意思決定力の開発と育成です。意思決定の三要素であるスピード、パワー、正確さを育成します。






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