(1)第1のプロセスとは、テーマ(論題)を決めることです。
テーマとは問題を発見して論題として設定することです。
数多くのディベートをこなすことは、数多くの論題を設定することであり、問題発見能力の育成になります。
(2)第2のプロセスとは、資料・データを収集し、分析することです。
これは、ディベートの最も重要なプロセスの1つです。
いかに効果的に資料やデータを収集するかでディベートの成否は決まります。
ディベートは、資料やデータや情報の収集と分析能力を向上させます。
(3)第3のプロセスとは、論理を構築することです。
論理の構築とは、論題を肯定するのか、否定するのか、自分の意見を論理的に構成することです。
このプロセスはディベートの中心になります。
論理構築能力の育成はディベートの大きな目標の1つです。
(4)第4のプロセスとは、討論会での議論や討論や論争です。
ディベートにおいては、議論や討論が目的ではありません。
議論や討論は問題を解決するための手段です。
日本のように議論や討論の伝統がないところでは、ディベートを誤解する原因になります。
資料やデータを収集し、分析し、論理を構築して、最後に議論や討論にかけて問題を解決するのです。
(5)第5のプロセスとは、判定です。
討論の結果を第三者の判定者が投票で肯定側、否定側、どちらが論理的であったか、すなわち、自分たちの主張を科学的に論証したか、点数で評価します。
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